中国や日本国内で説明された治療方法に納得せず、セルゲル法を選択

2026-08-27

中国・天津市にお住まいの閻 エンさんは、水環境の生態修復や環境保全を専門とする会社を経営し、京都大学やサントリーとの共同事業など、日本との交流も多い52歳の。長年、水墨画を心の支えにしながら第一線で活躍してこられたエンさんを悩ませていたのが、腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症による腰と脚の症状でした。

どこへ行っても「開放手術」しかなかった

エンさんの腰痛は数年前から続いており、この2〜3年で症状が重くなっていったといいます。臀部から脚にかけて痺れが広がり、200メートルほど歩くと休まなければならない――間欠性跛行の状態でした。「脚のせいで歩くのも不自由で、寝るときも脚が伸ばせず、生活も気分も滅入っていました」と.当時を振り返ります。

中国国内では整骨治療や鍼灸、牽引や矯正といった保存的な治療を受けたものの、効果がはっきりせず満足のいくものではありませんでした。日本でも東京や京都の大学病院など複数の医療機関を受診。しかし、どの病院でも勧められたのは、背中を大きく開いてスクリューや金属プレートを入れる開放手術ばかりだったといいます。

大きな外傷を伴う手術は避けたいという思いから、手術以外の選択肢を探し続けました。転機となったのは、東京に住む友人が調べてくれた情報でした。

「椎間板を修復する」という考え方に惹かれて

友人が見つけてくれたILC国際腰痛クリニックのセルゲル法という治療法でした。他の病院と大きく違っていたのは、椎間板そのものに注入する治療法だという点でした。

「椎間板に働きかけて修復を促すという説明でした。まずセルゲル法で私の椎間板の問題を改善し、その後にもう一段階の治療を行うという方針でした作用があるのは良いと思いました」。治療の原理を理解したエンさんに迷いはなく、すぐに受診を決めたそうです。

まずは無料の画像相談を経て、大阪院でMRI撮影を受けたうえで診察へ。

2025年7月、日帰りで椎間板ヘルニアに対してセルゲル法(4箇所)の治療を受けました。治療後しばらくは、1キロほど歩けば休憩が必要だったものの、治療前より改善したと実感したといいます。

二段階目の治療で、症状がほぼ消失

その後、経過を見るなかで、脚の痺れが強まる時期もありました。エンさんのように、椎間板の状態に加えて脊柱管の狭窄が症状に関わっている場合、セルゲル法だけでは改善しきれないこともあることはわかっていました。そこで二段階目の治療として、棘突起の間に「ロブスター」と呼ばれる専用のスペーサーを挿入して狭くなった脊柱管を広げるフローレンス法を受けることを選択しています。

フローレンス法を受けた後、経過は良好に推移。治療後はホテルで3日ほど休んでから帰国し、10日から15日ほどで仕事に復帰しています。

「最初は少しだるさが残っていましたが、1カ月後にはほとんどの症状が消えました。以前の脚のしびれや腰のだるさ、臀部の痛みといった感覚がなくなったんです」とエンさん。

再診では、疼痛はほぼなく、間欠性跛行も消失、長時間の歩行が難しかったのが問題なく歩けるようになっていることが確認されました。ご自身も「今は数キロ歩いても大丈夫です」と話しています。

「別人のようだ」と言われるまでに

「症状が改善したことで、生活そのものが大きく変わりました。以前は食事会や遠出も難しかったのが、いまは支障なく出かけられます。多くの友人が『治療したら別人のようだ』と言ってくれます。普通の人と変わらないね、と」。

かつて親しんでいた太極拳や形意拳も再開し、軽い運動を楽しめるようになり、「1〜2キロ歩いた後に少し太極拳をやっています」とのこと。無理のない範囲で体を動かす習慣も戻ってきているようです。今後は登山にも挑戦したいと、前向きな目標も話していただきました。

インタビュー時点でエンさんは、30分から1時間ほど歩くと腰に少し重だるさを感じることはあるものの、それ以外の症状はほとんどなくなったといいます。「これまで一番つらかったしびれが取れたのが、一番うれしいです」。

腰痛に苦しんでいるたくさんの人のために

実は、エンさんの奥様も腰痛に苦しんでいたので、セルゲル法を勧め治療を受けましたが、経過が良好とのこと。さらに同じように腰痛に苦しんでいた日本の友人にも紹介、その方も順調な改善ぶりだといいます。

腰痛に苦しみながら治療を検討している方へのメッセージをと質問すると、エンさんは、「今回の治療はある症状には非常に有効である一方、すべての症状に万能というわけではない」、と冷静に分析し、さらに「腰椎は時間をかけてじっくり回復していくものです。セルゲル法はすぐに効果が出るものではなく、リハビリも含めてゆっくり回復していくので、早い改善を期待しすぎると『効かない』と感じてしまう人もいるかもしれません。焦らず取り組むことが大切だと思います」。

ご自身の症状の経過を丁寧に受け止めてこられたエンさんならではの、実感のこもった言葉でした。

水環境の再生という、時間をかけて自然を回復させる仕事に携わってきたエンさん。その姿勢は、腰椎の回復にじっくり向き合う治療のあり方とも、どこか重なって見えました。

 

 

 

 

 

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